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IoT関連の覚書 [仕事]

世間で流行っている(?)IoTとかM2MとかIndustry 4.0とかを上層部がとやかく言っているみたいなので予め考え方を整理してみる。

まずM2M(Machine to Machine)についてはかれこれ昔からのフレーズで目新しさは皆無なので無視。;-p
Industry 4.0はドイツが言ってるだけなのこれも無視。ヨーロッパがギャーギャー言うということはどうせできレースだろうし。責任追求に厳しいが故にベンダー色の強い日本市場では中々普及しないよねー。

で、IoT(Internet of Things)だ。
先の3単語ともに全てバズワードの域を出ないわけなんだけど、こいつだけは広がる根拠がある。
今までは「センサーをインターネットにつないでどーこー」なんてものは技術的には普通にできたのだけど、いかんせん価格がネックだった。
そこに
①AWSを筆頭とするクラウド/ホスティングでサーバに費用(ハード、回線)が劇的に安くなった
 →ぶっちゃけ1/10以下になった
②MVNOの普及なのでセンサーをインターネットに繋げる回線費が劇的に安くなった
 →これはピンキリだけどmoperaに比べれば半額以下にはなったな。ルーターに費用も。
③Android等のスマートフォン/タブレット用のインテリなCPU/マイコンが普及した
 →ただパーツレベルでは昔からの漸次的に進化しただけなので目新しさは無い
ことが相乗となってようやく「技術的に可能だった」ことが「価格的にも可能になった」とこが大きい。
実際に自分が遠隔監視関連の仕事をしていた時に描いていたようなシステム案が現実的な価格で提供できそうな感じになってきたもんね。

とにかくこの3要素がIoTの肝だと思う。
でインパクト的には①と②が大きい。
ただね、自社が機器ベンダーということもあって、どうも上層の方々は③に御執心の様子。
※まぁ口では①②を言うけど割いたリソースを見れば...orz。
③に関しては価格+スピードの勝負なので後発+中堅メーカーではどうにも勝負できないと思うけどなー。
①~③をまとめてサービスできるようになればソリューションベンダーとして生き残れる気がするけどどうなんだろうか?範囲が広すぎるので当然の如くターゲット市場に特化する必要はあるけどさ。
またターゲットに特化する為にはそのターゲットの懐に飛び込む必要があるけど、その気はあるのだとうか?

IoTの肝が①(②はインフラなので差別化要因では無いし)+「自社にそのノウハウはほとんど無い=要協業!」ということを理解できる日が来るのか?

...いかんGW開けからブルーになってきた。来週のESECにでも行くか?

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